○---所長だより 〜過去ログ〜 ---○
2008 9月の記事

■■9月16日(火)【経済と福祉施設・・!】

これまでやってきた自動車部品のお仕事・・ 危機を助けてくれる小林クリエイトの仕事・・
これまた、危機を救ってくれるおとうふ工房いしかわの仕事・・ 一つ一つ、心を込めて取り組んでいます・・
 
一雨くるごとに涼しさが増してきます。秋の気配が随分増してきたなぁ。働くのに気持ちのいい季節になりました。

 でも、このところの局地的な集中豪雨には恐怖を感じます。近くの岡崎市であれだけの被害が出ると、その地域の障害をお持ちの方が心配です。僕たちも災害時の対策をもう一度見直したいと思います。

 さて、このところの原油高が影響してか、サブプライムローンの問題なのか、急激に経済界に危機感が漂ってきました。現実に、クッキーを作っている作業所なんかも、小麦粉など原材料の高騰やガソリン高にあえいでいます。

 私たちの施設は、自動車部品の下請け作業を主にしていますが、世界のトップにいる地元企業も、新聞などによると減産の方向のようです。

 こうなると、当施設のように、自動車産業に依存していると、もろにその影響を受けてしまいます。夏以降めっきり受注量が減ってきました。依存度が高い分だけ危機的です。

 こうした場合、安定して工賃を利用者さんに支払えるよう、リスクが分散できる対策を取っておかないと苦しくなります。私たちの施設の場合は、、「小林クリエイト」さんや「おとうふ工房いしかわ」さんという、自動車産業とは違う分野の会社に助けていただいています。大変ありがたいことです。

 しかし、いつまでも下請け体質を維持していると、常に経済の影響を被ってしまい、福祉施設のような弱小なところは、一番に行き詰ってしまいす。
 う〜ん、なんとしても製造する側に回らねば。そして、ヒット商品を出さねば・・。
 利用者のみんな、力を合わせて頑張っていこうね

■■9月24日(水)【高浜高校の体育祭・・!】

高校生の力作、ドアラの前で・・私たちのために、応援用スペースが用意されていました・・
ボランティアの人は、友達のように親しく、優しく・・利用者さんは、いつだって、どこだって、底抜けに明るい・・
 秋は台風シーズン・・ 秋晴れのさわやかな日もあるかと思えば、どっと雨の降る日も。まっ青で抜けるような秋空が待ちどおしいですね。

 さて、上の写真は、その雨にたたられて、二回も順延していた高浜高校の体育祭です。3度目の正直で、この日は素晴らしい一日になりました。

 所長の僕も来賓で呼んでいただいていましたが、相次ぐ変更で、残念ながら覗きにいくことができませんでした。

 しかし、楽しみにしていた利用者さんたちは、希望者の方がしっかり参加させていただきましたよ。

 当日は、当施設でボランティアや実習をしてくれた生徒さんたちが、明るい笑顔と優しい声掛けで出迎えてくれ、利用者さんは大喜び。やっぱり、日ごろから交流があるって大切な事ですよね。おかげで、みんなリラックスして見学を楽しむことができました。

 高浜高校の体育祭は、毎年、縦割りのチームそれぞれが、とても立派なハリボテのマスコットを作るんです。これが、どれもとってもいい出来で、毎年幾つかは市内の保育園などに引き取られるくらいなんです。利用者さんたちは、競技の観戦はもとより、このマスコットを見ることも楽しみにしています。

 こうした地域との小さなつながりを、今後も大切にしていきたいと思います。
 みなさんよろしくお願いします♪

■■9月26日(金)〜27日(土)
   【開設10周年記念 親子1泊旅行!】

ワクワク、ドキドキ! キャンプ場に到着です・・ 夜には、賑やかなパレードが・・♪
ちょっと寒かったけど、花火もやったよ・・♪ 初めての1泊旅行・・ 楽しかった思い出・・ そして絆・・
 雨の日が続きます。我が家の稲刈りも延期につぐ延期でしたが、何とか片付きました。まだ刈れていない田んぼも目に付きますから、お百姓さんもみんな苦労してるんだろうなぁ。がんばれ!

 さて、利用者さんが楽しみにしていた、授産所初めての親子1泊旅行から無事帰ってきました♪ 楽しかったなぁ。普段見ることができない、夜の利用者さんの様子に、スタッフは「フムフム、なるほど・・」と、とても参考になった様子でした。

 行き先は、当法人の母体が持っているキャンプ場でしたから(すごいでしょ!)、気が楽なんだけど、やっぱり朝夕は結構涼しくて、みんなで盛り上がって乗り切ってきました。

 満腹のバーベキューや、大笑いのゲーム大会、花火もみんな楽しんでたなぁ・・。帰りには、美濃の和紙の里会館に立ち寄って、伝統文化にも触れていただきました。

 日ごろ、本当に頑張って働いてくれる利用者さん。一年に一度くらいは、こんな楽しい企画があってもいいですよね。同行された保護者の方々にも喜んでいただけたし、これを機会に、来年度からは定例化して実施したいと思っています。

 準備に当たってくれた、スタッフのみんな、ありがとう、そしてお疲れさま。みんなの頑張りで、喜んで貰えて良かったね。もっともっと魅力的な施設を、みんなで作り上げていこうね!
 明るく、楽しく、前向きにいこうぜ〜!♪

■■9月30日(火)
     【工賃倍増プロジェクト 着々と!】

真剣に・・ いや、大爆笑で盛り上がり・・ 完成度がぐっと増してきた、試作品・・
石川社長の、熱いお話は、いつも笑いと感動を・・ 安藤教授の、アレルギーにかける思いも熱い・・
 
台風一過、さわやかな秋晴れが広がりました。う〜ん、やっぱり秋はこうでなくっちゃね。朝夕ずいぶん涼しくなってきましたので、みなさんお風邪を引かれませぬように・・

 さて、当施設の
工賃倍増プロジェクトも、ここにきてグッと盛り上がってきましたよ。協力していただいている愛知文教女子短大より、お〜♪と唸らせる試作品を提示していただきました。
 
その名も・・
「お米と大豆の山ちゃんチップス」(仮称)
「絹ごしスイートポテト」(仮称)

 チップスは、超薄焼きで、これまでに味わったことの無いようなサクサク感。色々な味のバリエーションが考え出せそうです。。
 スイートポテトは、本物のおイモの甘さを前面に出した、極上もの・・。

 こりゃ、ヒットしちゃう予感が・・あはは

 この製品は、安藤教授の指導の下、可愛らしい大土・山本先生が研究を重ねて試作品を仕上げてくださいました。仮称の「山ちゃんチップス」は、おとうふ工房いしかわの石川社長の思いつき・・ みんな、大爆笑でしたよ♪

 石川社長からは、実際にこれを生産ラインに乗せるための、様々な課題やアイデアを指摘していただいています。石川社長や安藤教授の元気エネルギーは尽きることを知りません。僕も、負けておれんなぁ・・

 僕たちの夢であった、福祉施設のお菓子製造工場化は、本当に具体的になってきました。たくさんの皆さんが、私たちのストーリーに共感してくださり、応援していただいています。こうして協力の輪が、どんどん広がっていくことが、どれくらい私たちを勇気付けてくれることでしょう・・

 スタッフ全員で、障がいをお持ちの人たちの生きがいを作り出すために、必ずやり遂げよう!と、誓い合っています。がっつ!

 私たちは、もっともっとこの輪がひろがっていくことを願っています。このプロジェクトに参加していただける方、企業のみなさん、ご連絡お待ちしてま〜す!!

 第4回プロジェクト会議の様子は、おとうふ工房いしかわの石川社長のブログ
『ゴンも歩けば棒にあたる』にも紹介していただきました。ぜひご覧ください!♪
TOPへ戻る