平成24年7月18日(水)
梅雨が明けました‥
 ここ数日、天気が良いと思っていたら、昨日(7/17)ついに東海地方も梅雨明け宣言がされました。と思ったら、いきなり35℃台の灼熱の日々がやってまいりました。そりゃ、確か早く梅雨が明けないかなとは思っていたけど、いきなりこれかぁ…
 この夏も、酷暑になりそうな予感がします。

まぶしい授産所の真上の青空‥ 授産所の玄関先に出て、スカッと晴れ渡った青空を撮影してみました。 白い雲がまぶしいくらいでした。若いころは、海に山にと、夏の到来が待ち遠しかったものですが、これくらい年を取ると、肌を焦がすような太陽の日差しが、生命まで吸い取っていきそうで、ちょっとひるみますね。なんか、年くったなと実感させられました。

 そうはいっても、授産所の利用者さんは、暑さをものともせずに、毎日元気にお仕事に来てくれます。東日本大震災やタイの洪水の影響で、まだまだ自動車関連のお仕事は減少したままで先行きの見えない不透明感があり心配なのですが、毎日の利用者さんの元気な笑顔に癒されて元気を貰っています。夏バテしている暇はありませんね。 みなさんも、元気にこの夏を乗り切りましょう♪

 さて、私たちの法人「昭徳会」は、今年で創立100周年を迎えます。昨年度より、着々と記念事業、記念式典、記念誌の三点セットで準備を続けてきました。しかし、100年の歴史を誇るっていうのは、すごいことですよね。まだ世の中に福祉なんて言葉が一般的でなかったころから、ライ病の人や身寄りのない人や、障がい者をずっと支えてきました。食うや食わずの戦時中も、身寄りのない子どもたちとイモを育てて生きのびてきました。100年という長い期間に、たくさんの先輩方が昭徳会福祉の基礎を築いてくださいました。私たちは、沢山の想いを受け継いで、もっともっと心を込めて支援していかなくてはいけません。がんばろう! 
真上から容赦なく日差しが降りそそぎ、夏は影が短いよね。
 この記念すべき年に、私たち授産所高浜安立は、もっともっと変わっていかなくてはいけません。時代に取り残されないように、より素晴らしいサービスの内容を考えていく必要が常にあります。

 先日、東京のお台場にあるビックサイト(東京国際展示場)に、お菓子製造でより付加価値の高い商品を作りだす機械を探しに行ってきました。アジア最大の食品機械の展示会ですから、外国からも沢山の企業の人たちがやって来ます。4日間の開催で、何万人の人たちが訪れるのでしょう?

 人でごった返す会場を、かき分けかき分け進んでいくと、前方から見知った人たちが…。 そうです、何の打合せもしてなかったんですけど、東京のこんな人ごみの中で出会ったのは、日頃お世話になっているおとうふ工房いしかわの社長をはじめみなさんでした。
「成瀬君、何してんの?」
「いや、なんか良い機械がないかなと…」
「こんなところで、会うのも神様が授産所に仕事を出しなさいと言っているのかもしれないなぁ。
「成瀬君とこが、チョコレート掛けの機械を導入したら、うちのチョココーティングの仕事を全部出すけど、やってみる?」
「本当ですか? ぜひ前向きに検討させてください。」

カラカラの花壇はちょっと苦しそう…。でも健気に咲いています。 仕事ができあがっていく、きっかけなんて、案外こんな偶然の出会いだったりするんです。でも、東京に行かなければ、こんなチャンスも巡ってこなかったと思うと、あの時、面倒くさがらずに新幹線に飛び乗った自分をほめてやりたいと思います。

 
その日から、今度はチョコレート掛け工場を作るために東奔西走。うちは法人が大きいので、理事長までの決済を通すのがとても大変なんです。でも、いつも応援していただいている本部事務局が、急きょ理事長にお願いしてくれて、プレゼンの時間を作っていただけました。

 一生懸命、新たな仕事の必要性を説明しました…。話を聞き終わった理事長は、「遠い東京で、「おとうふ工房いしかわ」の社長さんと会えたなんてすごい巡り合わせだね。こうした方たちに感謝する気持ちを忘れないように、一生懸命やりなさい。」と、快く了解していただけました。やった! まだまだ、入札なんかの厄介な手続きは残っていますが、ひとまずすこし前進しました。
 秋の稼働を目指して、みんなで力を合わせて頑張ります!


○---授産所だより ~過去ログ~ ---○
2012 7月の記事
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